望月、五回途中5失点KO「変化球の精度悪かった」2度目の先発もプロ初星逃す

 5回、松山に適時打を打たれ悔しがる望月(撮影・高部洋祐)
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 「阪神-広島」(11日、京セラドーム大阪)

 阪神の先発・望月惇志投手(22)が4回2/3を投げ8安打5失点で降板。プロ初勝利を狙った2度目の先発マウンドで四回まで粘投を続けていた右腕だが、五回に広島打線につかまってしまった。

 立ち上がりは上々だった。先頭の西川を一ゴロに仕留め、菊池涼を152キロ直球で見逃し三振。3番・バティスタも外角直球で見逃し三振に斬ってスタンドを大いに湧かせた。

 味方が先制した直後の二回は先頭の鈴木に右前打、続く松山に四球を与えて無死一、二塁のピンチ。ここで会沢に中前適時打を浴びて同点とされた。三回は1死から菊池涼に二塁打を許し、続くバティスタを直球で見逃し三振。2死までこぎつけたものの4番・鈴木の中前適時打を許し、勝ち越し点を献上した。

 四回は何とか0に封じたが、五回に再びつかまってしまう。先頭の西川が放った飛球は左翼ライン際へ。左翼・高山と遊撃・北條が追いかけたが、最終的に互いが連係できず打球は人工芝に弾む二塁打に。不運な形でピンチを迎えると、その後2死一、三塁から松山、会沢に連続適時打を許し、2点を追加されたところでマウンドを降りた。

 降板後、望月は「全体的に変化球の精度が悪くカウント負けをしてしまい、持ち味の真っ直ぐを生かすピッチングをすることができませんでした。初回から点を取って盛り立てていただいたのにすぐに逆転を許してしまい、野手の方々に申し訳ないです」とコメントした。

 流れを絶ちたい場面で登板した2番手の守屋だったが、メヒアへの2球目が暴投となりさらに1点を失った。要所で守りのミスが響き、僅差で終盤勝負に持ち込みたいどころか、大きな3点を広島に奪われてしまった。

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