梅野&近本の適時打で逆転!近本、吉田義男に並ぶ球団新人119安打

2回、右前に適時打を放つ近本(撮影・山口登)
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 「阪神-広島」(10日、京セラドーム大阪)

 阪神が一気に逆転だ。梅野が試合を振り出しに戻し、先発・西も続き、最後は近本が決めた。大幅に組み替えた打線が「線」となり、広島・床田を攻め立てた。

 1点を先制された直後の二回だった。この日、4番から6番に下がった大山が四球を見極めると、梅野が続いた。130キロの変化球をフルスイングではじき返すと、打球は右中間フェンスを直撃。一走・大山が一気に同点のホームへと生還した。

 北條は見逃し三振に倒れ、2死二塁。ここで打席に西が向かうと、その2球目だった。外寄りのボールに食らいつくと、打球は二塁・菊池涼のダイブをすり抜け右前へ。9番目の“野手”も続き、最後は近本が決めた。高めのスライダーを見逃さない。コンパクトに右前へとはじき返し、勝ち越し打を放った。

 どこまで記録を伸ばすのか。近本がこれで今季119安打目。球団新人では吉田義男に並ぶ6位となった。

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