阪神 近本V弾&猛打賞 安打数“岡田超え”力投の西が5勝目

矢野監督(左)と笑顔で勝利のタッチを交わす西(撮影・飯室逸平)
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 「広島1-4阪神」(3日、マツダスタジアム)

 阪神が節目の100試合目で接戦を競り勝ち、Aクラス争いに踏みとどまった。先発の西が6回4安打1失点で5勝目(7敗)。近本の8号ソロが決勝点となった。

 試合は初回、菊池涼に左越えソロを浴び、いきなり先制を許した。それでも二回以降、走者を出しながら粘りの投球。三回には、無死一塁から西川を右飛に抑えた際に、左足をひねったとみられ、治療で一度ベンチに下がった。

 それでも痛みを押して続投。菊池涼を投ゴロ併殺に斬ると、三回、四回は3者凡退に抑えた。六回には遊撃・糸原の悪送球で先頭床田の出塁を許すも、後続を打ち取って先発の役目を果たした。

 「連敗しないことだけを考えてマウンドに上がりました。梅野が自分のいい所をしっかりと引き出してくれたことで、ピンチの場面も切り抜けることができ、最少失点で投げることができました」

 一方で前夜、完封負けを喫した打線は、1点差の二回、糸原の右前適時打で同点に追い付いた。さらに三回、先頭で打席に立った近本が、左腕・床田が投じた2ボールからの3球目。内角への141キロ直球をフルスイングした。高々と舞い上がった打球は右翼ポール際へ到達。7月21日のヤクルト戦以来、11試合ぶりとなる一発で勝ち越した。

「先頭バッターだったので、塁に出ることを意識していました。バッティングカウントになったので、思い切って打ちにいった結果がホームランとなってくれてよかったです」

 この日の3安打で今季通算112安打。球団新人では1980年の岡田彰布を抜いた。4打席目を終えた段階シーズン158安打ペース。マルチ安打は今季32度目で、チーム単独トップとなった。

また、七回に登板したジョンソンは今季30ホールド目。阪神投手のシーズン30ホールド以上は9人目で外国人では4人目。来日1年目では球団初となった。

 八回には相手守備のミスに乗じて2点を追加。八回を岩崎、九回を藤川が締めてリードを守り抜いた。藤川は4セーブ目。3位広島との差を3・5に縮めた。

 第3戦は岩田が先発する予定。ベテラン左腕の力で3カード連続の勝ち越しを狙う。

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