ソラーテ、大逆転Vへ魅せる!盛り上げる!愛称は「セクシータイム」

 阪神に新加入するヤンハービス・ソラーテ内野手(32)=前マーリンズ傘下3A=が22日、兵庫県西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。契約は今季終了まで。推定年俸5000万円で、背番号は「42」に決まった。会見に臨んだ新助っ人は「ニックネームは、セクシータイムだ」と珍発言。きょう23日にはチームに合流し、早ければ24日のDeNA戦(甲子園)から1軍昇格する可能性も出てきた。

 甘~い香水の匂いを漂わせながら、ソラーテは笑顔で会見の席に着いた。小柄ながら、半袖シャツから浮き出る筋肉で、胸のボタンは吹き飛びそうだ。42番のユニホームに袖を通すと、思わず白い歯を見せながらピースサイン。Vの使者としての使命を背負い、100%の貢献を誓った。

 会見の冒頭。ニックネームを問われた助っ人は、自信たっぷりに複数の呼び名を口にし始めた。「ヤンハービス」のファーストネームが難しく、幼少期は「トゥトゥ」。メジャーでは「ゲレーロ」、「クロコダイル」とも呼ばれた。その中でも強調したのは「セクシータイム」の呼称だ。

 「野球をしっかり集中していい結果を出すためには、格好もセクシーでいないといけない。そういう意味だ」

 当然、セクシーなのは、オシャレな外見だけではない。「中身を磨くことだ。外見は周りの人しか見られないが、中身は自分で磨けるから」。前夜21日に家族を伴って来日。翌日の会見となったが、球場到着後すぐにキャッチボール、ティー打撃などを行った。契約後は動画サイトなどで日本野球を研究。ベネズエラの野球に通ずる鳴り物入りの応援に共感を覚えた。

 両打ちの内野手で、メジャー通算75本塁打。14年のデビューから、ヤンキースなどメジャー4球団を渡り歩き、昨季まで5年連続2桁本塁打をマークした。「どこでも守れるし、両方で打てるのは自分の強みだ」と話すように、三塁を主に二塁や遊撃、一塁に外野も守る器用さも魅力だ。何より、陽気な姿は「誰かを喜ばせる野球」を、方針に掲げる矢野監督の思いに重なる。

 「そうやって自分もプレーしていた。踊って盛り上げることもある。その方が結果もいい方向に出るからね」

 昨オフにも獲得オファーがあったことを明かし、2度目の要請で来日を決めた。23日にはDeNA戦前の練習でチームに合流する予定。首脳陣が状態をチェックし、早ければ翌24日から1軍登録される可能性もある。「早く試合に出たい。プレーオフに進めるように。100%を出したいよ」。大逆転Vの救世主が、セクシータイムを演出する。

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