原口「スカパー!サヨナラ賞」受賞 高山に続き虎戦士が2カ月連続選出

6月度「スカパー!サヨナラ賞」を受賞し、会見する阪神・原口文仁=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 セ・パ両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」の6月度の受賞選手が発表され、阪神の原口文仁捕手(27)が選出された。先月の高山に続いて、阪神としては初めての2カ月連続受賞。原口自身も「初めての賞。とてもうれしい気持ちと、今後に向けてモチベーションが上がる賞をいただいて、感謝の気持ちでいっぱいです」とあいさつした。

 本拠地でかなえたかった夢の一つだった。「お立ち台に立って、みんなの前で話させてもらうっていうのを目標にしてやってきたので」とうれしそうに振り返る。劇的なサヨナラ勝利を呼び込んだのは6月9日の日本ハム戦(甲子園)だった。

 2度同点に追いつき、高山、北條が2死からつないだ九回一、三塁で代打・原口が送られると、見事“必死のグッチ”で中前へと運び、連敗を止める勝利を呼び込んだ。復帰後5試合目、本拠地に戻っての一打。試合後には矢野監督も涙を見せ、ヒーロー原口をたたえた。そしてこの日の授賞式では、仲間への思いを語った。

 「2死から俊(高山)とジョー(北條)が必死につないでくれた場面だったので、絶対に返すっていう思いでした。(2カ月連続受賞は)チームとしてもうれしいこと。でも、その場面でたまたま僕だったっていうこと。その前にも後にも、選手全員の頑張りがあるので、代表として選んでいただけてうれしい気持ちですね」

 現在チームは今季ワーストタイの6連敗中。受賞の喜びの中に、悔しさをにじませていた。今日からは甲子園に戻っての一戦だ。「チーム一丸となって。まだまだ諦める試合数ではないので、1つ1つの目の前の試合に集中してやっていきたい」と、まずは連敗ストップを目指す。

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