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ドラ1近本 元気打ぁ!初披露ヒッティングマーチでマルチ

 8回、中前打を放ち、拳を突き上げる近本
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 「中日4-2阪神」(15日、ナゴヤドーム)

 球宴の勢いは止まらない。MVP男の阪神ドラフト1位の近本が後半戦の初戦で、唯一のマルチ安打。チームが4連敗を喫する中で、虎の切り込み隊長が現状打破への明るい材料となった。

 何とかチャンスを作るために、必死に食らいついた。同点で迎えた六回。先頭で打席を迎えると、左腕・大野雄に追い込まれながらも厳しいボールを4球ファウルして好球を待った。カウント1-2からの8球目、外角寄りのスライダーに反応。しぶとく捉えた打球は中前に弾んだ。

 後半戦での初安打。「粘ってと言いますか、いいボールが来ていたので、打てる球を待っていました」。狙い球を絞り、捉えた一打は、糸井の一時勝ち越しとなる適時打へと結び付いた。

 一度、快音を響かせたルーキーのバットは止まらない。2-2の八回2死からは、左腕の初球、145キロの直球をはじき返した。二遊間を破る中前打。これで5試合ぶりの複数安打をマークした。

 打撃面では好調ぶりを発揮する一方で、苦戦を強いられた走塁。ここまでリーグ3位の19盗塁を記録する足を中日バッテリーから過剰に警戒された。六回の一塁走者の際には、6度のけん制。「難しいですね」と反省するのは八回だ。2度のけん制を受けて、糸原の打席の2球目に二盗を試みたが、外角高めにウエストされて阻止された。

 矢野監督は「期待はしているし、勉強も必要なところ。研究なり警戒なりされた中でどうくぐり抜けていくかっていうね」とさらなる成長を求めた。

 チームをけん引するルーキーを応援団も後押しする。この日、ヒッティングマーチが初披露された。「作っていただいたので、プレーでしっかり返せるようにしたい」と近本。後半戦も躍動し、勝利のために声援を力に変える。

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