矢野監督の執念采配、4番・大山に今季初バントのサイン…失敗もエンドランで先制点
「阪神-広島」(7日、甲子園球場)
阪神の矢野燿大監督(50)が七回、4番の大山悠輔内野手(24)に、今季初めて送りバントのサインを出した。結果的にバントは成功しなかったが、続くエンドランのサインがハマり、執念采配で先制点を導いた。
0-0の投手戦で迎えた七回、先頭の糸井が中前打で出塁。チャンスメークすると、続く打順は4番・大山。どうしても1点が欲しい場面で、矢野監督は4番に対して今季初めて犠打のサイン。
だが、2球連続でファウルと失敗。ヒッティングに切り替えると、ボールを3球挟んで、今度はエンドランのサイン。これを大山が打って、左中間を深々と破ると、一走・糸井は一気に先制のホームを踏んだ。
連勝で5割に復帰し、2位に浮上した阪神。広島に3連戦3連勝すれば、2017年5月5~7日(甲子園)以来2年ぶりとなる。