糸井、今季初4安打 守備でも八回に好捕!最後まで執念

 「交流戦、阪神4-9楽天」(19日、甲子園球場)

 フーッと長く息を吐き、試合後の通路を歩いた。今季初の4安打もフェンス際の好守も、勝利につながらなければ意味がない。勝ちたかった、連敗を止めたかった一戦。結果的に黒星を喫したが、阪神・糸井は最後まで執念を見せた。明日につながるベテランの姿だった。

 初回、1死一塁から右前打を放ち、大山の先制3ランを導いた。五、七回と中前打を放ち、今季5度目の猛打賞。さらに同点で迎えた九回だ。1死二塁で1-1からの3球目。左腕・高梨のシュートを狙い、しぶとく一、二塁間を破る。だが、楽天も前進守備。二走・近本が三塁ストップすると、後続が倒れてサヨナラ機を逃した。

 八回には右翼後方の飛球を好捕。浜風に押し戻されて戻ってくる打球を追い、フェンスにぶつかりながらつかみ捕った。執念のぞく捨て身のビッグプレーに、マウンドの藤川も両手を挙げて感謝した。それでも4時間19分の死闘後、敗戦に言葉を発することはなかった。求めるのは勝利へ導く活躍。勝つためにグラウンドに立つ。

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