痛恨の逆転負けで阪神4連敗 近本が待望の6号ソロも…守屋が初黒星

8回、楽天 ゼラス・ウィーラー(右手前)に勝ち越し犠飛を許した阪神・守屋功輝=倉敷マスカットスタジアム(撮影・高部洋祐)
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 「交流戦、阪神3-5楽天」(18日、倉敷マスカットスタジアム)

 阪神が痛恨の逆転負けで、引き分けを挟んで今季3度目の4連敗。凱旋登板となった守屋が同点の八回、2点を失って今季初黒星を喫した。

 試合は初回、2死一塁から大山、マルテの連打で1点を先制した。二回、遊撃・北條の送球ミスで同点に追い付かれたが、三回に近本の右越え6号ソロで勝ち越しに成功した。実に4試合、23打席ぶりの安打が本塁打になった。

 カウント2-2から左腕・塩見が投じた8球目。内角寄り119キロのスライダーをコンパクトなスイングで捉えた。鋭い打球は失速することなく一直線に右翼席へ到達。5月26日のDeNA戦以来となるアーチで、一時勝ち越しの一発となった。

 「先頭だったので、自分の仕事をしようと意識して打席に入りました。ここのところ打つことができていなかったので、何とかヒットでチームに勢いを付けたいと思っていましたが、最高の結果になりました」

 この試合前まで最近10試合で打率・067と苦戦していたルーキー。「見つめ直してやっていきたい。相手に合わせて考えながらやっていければいいと思う」と必死に模索していたが、ようやく復調へのきっかけとなる一発を放った。

 それでも続く四回、メッセンジャーがウィーラーに節目の100号2ランを浴びて逆転された。続く裏の攻撃で、塩見の暴投の間に同点に追い付いたが、同点で迎えた八回だった。倉敷市出身の守屋が凱旋登板。温かい拍手でマウンドに上がったが、浅村、ブラッシュに連打を浴びると、1死二、三塁からウィーラーの右犠飛で勝ち越しを許した。

 さらに2死三塁から、代わった島本が辰己に左前適時打を浴びると、続く山下に頭部死球を与えて危険球退場。守屋は29試合目の登板で、今季初黒星となった。逆転負けは今季7度目。4連敗中3度の逆転負けと、接戦に競り負ける形が続いている。

 19日は甲子園に場所を移し、チームトップの5勝を挙げる青柳が先発する。4位・DeNAとはまだ3ゲーム差あるが、早めに連敗を止めておきたい。

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