岩田 5回1失点も粘投実らず 8戦勝ちなし…4年ぶり交流戦星スルリ

 「交流戦、オリックス3-2阪神」(15日、京セラドーム大阪)

 白球の行方を見届けた阪神・岩田稔投手は、傷心のドリスを優しくねぎらった。手にしたはずだった2勝目、粘りに粘った5回1失点の投球。8試合ぶりの勝利、そして4年ぶりの交流戦勝利が九回1死、目前でスルリと逃げた。それでも先発投手として、我慢の97球は次戦につながる。

 「先発で5回というのは…。リリーフに負担を掛けてしまう。反省はあります」。初回だけで25球を要す内容。先制点を失ったが、二回以降は粘った。四回、同点に追い付くと裏の守備。三塁・大山の悪送球で先頭の出塁を許したが、1死を挟んでオリックス・若月の打席。絶妙な一塁けん制で誘い出し、アウト(記録は盗塁死)にした。

 5回4安打1失点。ベテランの姿に奮起した打線が、六回に勝ち越して勝利投手の権利を得た。それでも、最終回に暗転。4月18日のヤクルト戦で今季初勝利を手にして以降、好投を続けながら登板8試合白星から遠ざかる。「自分が成長していける投球にはなっていると思う」。課題と収穫を口にしながら、次戦での好投を誓った。

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