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球児 大暗転…西のピンチ救えず 矢野監督「俺の継投が一個遅れた」

 8回、暴投で同点に追いつかれ座り込む藤川。右は生還した後藤
 8回、打者・オリックス・西野真弘のとき、同点に追いつかれる暴投をする藤川(手前)=京セラドーム
 8回、オリックス・西野真弘への投球時に暴投した藤川は、本塁ベースカバーに入り、梅野からの送球を受け取るも、間に合わず。走者の生還を許し、同点となる。=京セラドーム(撮影・北村雅宏)
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 「交流戦、オリックス6-4阪神」(14日、京セラドーム大阪)

 令和初の関西ダービーは終盤にまさかの暗転劇が待っていた。阪神は2点リードで迎えた八回に先発の西がつかまった。1点差に迫られた1死二、三塁で藤川を投入したが、負の流れを止めることはできなかった。矢野燿大監督(50)が「俺の継投が一個遅れた」と反省する采配で痛恨の逆転負けを喫した。きょう15日の第2ラウンドでやり返せ!

 たぐり寄せていた白星はもろくも崩れ去った。好投を続けた西と、過酷な場面で登板した藤川。大黒柱の2投手が崩れた。2点リードを守れず大暗転。矢野監督は悔しさを押し殺しながら、敗戦の責任を背負った。

 「みんな一生懸命やってくれた。(敗因が)あるとすれば、俺の継投が一個ぐらい遅れたかなというのは、反省の中ではある」

 悔やんだ場面は、2点リードの八回。西は先頭から連打を浴びて、無死一、三塁とされた。ここでも続投し、福田に左前適時打を浴びた。続く代打・鈴木昂に送りバントを決められ、1死二、三塁で降板。2番手で起用した藤川が、暴投で同点とされ、西野に決勝の2点三塁打を浴びた。

 西は初回の2失点以降、完全に立ち直っていた。二~七回は被安打1で、七回終了時点で96球。付け入る隙を見せていなかった。「(交代のタイミングは)難しいところ。結果から振り返ると、そういうふうなことが俺として反省はある」。矢野監督はわずかな心の迷いを悔やんだ。

 藤川は4月6日・広島戦(マツダ)以来、19試合ぶりの失点だった。「何十回、何百回、結果を出しても一回ダメなら責任を負うポジションに変わりはない」。ベテラン右腕は猛省したが、指揮官はかばった。「俺があんな厳しい場面で出しているんだから。今まで苦しいところを何回も抑えてくれたわけだから」。今季5度目の逆転負けの責任を全面的に背負った。

 ただ、指揮官の采配なくして接戦はなかった。同点の七回。先頭・原口が右前打を放つと、迷う様子もなく代走・荒木を起用。荒木は二進後、マルテの左前打で際どいタイミングながら本塁へ生還し、勝ち越し点を生み出した。さらにマルテにも代走・木浪を送り、高山の左前打で本塁を踏んだ。

 攻撃では選手を信じて攻め、得点につなげた。しかし、継投では皮肉にも選手を信じた結果が裏目に出てしまった。「勝負しているんやから、いろんなことが起こり得る。それは受け止めていかんとあかんと思う」。反省は胸に刻み込んだ。この日の経験は、必ず今後の白星へとつなげていく。

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