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甲子園をムード一変 267日ぶりに「捕手・原口」 矢野監督「使いたいとなってくる」

 8回表終了後、笑顔でベンチに戻る原口(撮影・高部洋祐)
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 「交流戦、阪神5-10日本ハム」(8日、甲子園球場)

 ベンチ裏に姿を見せたのは、試合後30分近くたってからだった。全選手が引き揚げてから1人、防具を磨きながら1日に感謝する。捕手として欠かさぬルーティン。そんな日常が戻ってきた。代打出場から始まった1軍復帰。4試合目は「キャッチャー・原口」としての復帰戦となった。

 出番は八回。9点差にはなったが元気よく、駆け足で阪神・原口はホームベースに向かった。昨年9月14日のヤクルト戦(甲子園)以来、実に267日ぶりとなった捕手での出場。大量ビハインドでも球場は沸いた。「忙しすぎて。そんな余裕なかった」。歓声も耳に入らぬほどだった。

 先頭の代打・横尾に一発を浴びたが、以降は馬場、守屋をしっかりとリード。球場のムードを一変させると、終盤に5得点と次につながる戦いを見せた。「やっぱり緊張感がある。出られる時にいいものを出したい」。リハビリ段階から、捕手としての復帰にこだわった。また一つ、完全復活の階段を上った。

 矢野監督は「使いたいとなってくる。意味を持った出場にできた」と評価する。現状、梅野に負担の掛かる試合が続いている。原口が攻守で存在感を見せることができれば、疲れの見え始める梅雨時期から夏場に向けて起用法も広がる。代打の切り札に代役捕手…チームに欠かせぬ存在だ。

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