原口 復帰後初マルチ 平田監督の思いに応えるために「状態仕上げる」

 「ウエスタン、中日2-5阪神」(25日、ナゴヤ球場)

 照りつける太陽の下で、2本のヒットを放った。大腸がんからの完全復活を目指す阪神の原口が、復帰後初のマルチ安打。「しっかり打てました」。試合後は少しだけ表情が緩んだ。

 まずは二回。追い込まれてからの3球目だった。142キロの直球を中前へとはじき返すと、五回1死一、三塁で迎えた第3打席では甘い球を逃さない。初球から積極的に狙い、左前適時打を放った。

 平田2軍監督が見据えるのは交流戦でDHとしての昇格だ。途中交代とはなったが、4打席に立ち、2安打1打点。「いつでも準備できているという状態に仕上げていければ…そういう思いで試合に出している」。そんな指揮官の思いに応えたい。原口も「僕が言える立場ではないですが」と前置きをした上で、言葉を紡いだ。

 「いつでもいけるように、結果と内容を求めてやっていきたい」

 26日のウエスタン・中日戦(蒲郡)で、先発の秋山と同級生バッテリーを組む。原口も「捕手として結果を残し、アピールしてきたい」と今一度、思いを込める。一歩ずつ前へ。新緑に彩られる5月を駆け抜けていく。

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