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大山 同点打ァ!守備の借りはバットで返す 遥人の「負け消したかった」

 7回、中前へ同点適時打を放つ大山
 7回、同点となる適時打を放つ大山
 7回、同点適時打を放った大山はベンチへ向かって拳を突き上げる
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 「阪神7-5DeNA」(5日、甲子園球場)

 サヨナラ劇の余韻には浸らない。いや、浸れない。同点打を含むマルチ安打の活躍でも、阪神の大山の表情は晴れなかった。「なんとかして負けを消したかった」。言葉にしたのは、守ってやれなかった後輩への思い。願いのこもった一打が、せめてもの報いとなった。

 降板後も、ベンチで懸命に声援を送り続ける高橋遥へ。思いを届ける一打となった。点差は1点。みんなでつないで、つないで詰め寄った。七回。1死二塁で回ってきた同点機。自分の仕事をする-。覚悟を決めた。

 フルカウントからの6球目だった。高めに浮いた148キロの直球に反応すると、打球は右中間へ。白球が芝生に跳ねるのを横目に、二走・糸原は一気に生還した。試合を振り出しに戻す適時打は、先発の黒星を消す一打に。大山はベンチへ向け、右拳を突き上げた。

 「今日は、反省する試合です」

 ただ、これぞ4番の仕事…では終われなかった。試合後には、2度同じ言葉をつぶやいた。人一倍感じていたのは悔しさ、申し訳なさ。「初登板の(高橋)遥人を助けなければいけないのに、守備で足を引っ張ってしまって…」。二回に三塁前のボテボテのゴロを、二塁へ悪送球した守乱の一端を猛省し、無安打で失った“余分な”1点を忘れなかった。

 後輩を思い、仲間を信じ、握りしめたバット。何度も、何度も力を込めた。「勝てたのでよかったですけど、明日また切り替えてやっていきたい」。静かに前だけを見つめた。反省し、一歩ずつ前へ。立ち止まっているわけにはいかない。

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