秋山 7回3安打無失点 平成最後の一戦 勝利投手の権利持って降板

 7回、西川を二ゴロに打ち取り、拳を握り雄叫びをあげる秋山(撮影・高部洋祐)
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 「阪神-広島」(30日、甲子園球場)

 阪神の先発・秋山拓巳投手が、今季2度目の先発で7回を3安打無失点。6点のリードを守り抜き、平成最後の一戦で勝利投手の権利を持って降板した。

 4月12日の中日戦(甲子園)で6回5失点で敗戦。抹消期間を経て、中17日で巡った1軍マウンド。初回、1死から菊池に中堅フェンス直撃の二塁打を浴びたが、バティスタ、鈴木と後続を断って無失点に、二、三回を3者凡退に抑えるなど、抜群のコントロールで試合の流れを作った。

 この日は走者がいない場面でワインドアップや、セットからの投球を織り交ぜるなど、工夫を加えてリーグ3連覇中の王者に対した。七回、2死一、二塁のピンチを招いたが、最後は代打・西川を1-1から、真ん中低めのフォークで二ゴロに打ち取った。93球、与四球はわずか1個と、抜群の制球力が戻ってきた。

 この日、メッセンジャーが1軍に合流したが、ガルシアは2軍再調整中。12連戦中のチームに頼もしい右腕が帰ってきた。

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