ドラ1近本、ミスター超えや!3、4月新人5発へ意欲「いいところで打ちたい」

 打撃練習する近本
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 阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=が26日、ミスター超えとなる3、4月の新人5本塁打へ意欲を示した。現在、1958年に長嶋茂雄氏(83)が記録した4本と並ぶ若虎。偉業を達成し、チームを勝利に導く。この日は、ナゴヤ球場での指名練習に参加。12連戦初戦となる27日の中日戦(ナゴヤドーム)に向け、屋内フリー打撃などで調整した。

 猛虎の歴史を塗り替え、偉大な先輩にも並んだ。前夜25日のDeNA戦(横浜)で劇的勝利に導く逆転4号3ランを放った近本。黄金ルーキーに期待がかかるのは、ミスター超え-。新人時代の長嶋氏が記録した3、4月の月間本塁打は4本。その数字を越える一打で、チームを4連勝へと導く。

 順調なスタートを切った1年目。ここまで23試合に出場し、打率・313、4本塁打、13打点とチームに欠かせない存在になっている。開幕前に自らが掲げた5つの公約。その1つがシーズン5本塁打で、達成まで早くもあと1本だ。

 目前となった公約成立。「この1本がどれだけ(影響が)大きいのか分からないですけどね。いいところで打てたらいいかなと思います」と力を込める。

 もちろん現状の成績に一切の満足はない。求めるものは、チームの勝利に導くための一打をより多く放つこと。「(打率を)キープすると現状維持になってしまう。そうすると絶対に後退してしまうので、打率は意識せずにいいところで1本が打てたらいい。嫌なバッターになれるようにしたい」。経験を積み重ねながら、さらなる成長へ向けてどん欲な姿勢を貫く。

 打撃面では抜群の存在感を発揮しているルーキー。だが、記者に紛れた筒井外野守備走塁コーチから突然、「前評判よりも盗塁が少ないような気がするんですが」と期待を込めた質問が飛んだ。現在の盗塁数は3。本人も「しっかり練習で走れてないと思うので、練習の時からしっかり走っていきたいと思います」と課題を改善し、足でもチームに貢献していく考えを示した。

 この日は、ナゴヤ球場での指名練習に参加。12連戦の初戦となる27日・中日戦(ナゴヤドーム)へ向けて室内で打撃練習などを行い汗を流した。「まだ借金(3)があるので、しっかり一戦、一戦を戦っていきたい」。虎の頼もしい背番号5が、フル稼働してチームを連勝街道へと導く。

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