西、移籍後初登板は7回4安打2失点 1点ビハインドで降板

7回ヤクルト2死、ヤクルト・村上宗隆を空振り三振に仕留め、ほえる阪神・西勇輝=京セラドーム(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-ヤクルト」(31日、京セラドーム大阪)

 阪神の西勇輝投手(28)が、FA移籍後初登板。7回を投げて4安打2失点で、1点のリードを許しての降板となった。

 初回、いきなりバレンティンに適時二塁打を浴びるなどで2点を失った。

 古巣オリックスの本拠地でもある京セラドームで、開幕3連勝を懸けてヤクルトとの対戦。初回、先頭の坂口に一、二塁間を抜かれたが、続く青木を遊ゴロに打ち取ると、山田は外角低め142キロの直球で見逃し三振に斬った。

 登板前日には「前半戦で中継ぎを使い過ぎると後半苦しくなる。前半から長いイニングを消化していきたい」と、ブルペン陣の負担軽減を誓ったマウンド。2死一塁で迎えたバレンティンに、2ー2から5球目の勝負球が高めに浮いた。

 145キロの直球をはじき返され、中越えの適時二塁打で先制点を失った。さらに続く雄平には、3ボールから左中間を破られ、2点目を失った。続く西浦は一ゴロに抑えたが、2点のビハインドを背負う展開になった。

 それでも二回以降、安定感が光る投球内容だった。二回から五回まで3者凡退に打ち取ると、六回には2死一塁でバレンティンとの対戦。特大飛球を本塁打と判定されたが、リプレー検証で覆って九死に一生を得た。三振に打ち取ると、七回も3人で抑え、攻撃にリズムを作る。

 七回、2死二塁の好機で代打を送られ、降板となった。7回を投げて94球、7三振を奪う力投。代打・高山は空振り三振に倒れた。初登板初勝利こそならなかったが、先発投手として十分に仕事を果たした。

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