矢野監督、強敵ヤクルトに“先制パンチ”で嫌なイメージ植え付ける

 「阪神春季キャンプ」(22日、宜野座)

 阪神はオープン戦開幕となる23日にヤクルト(浦添)と対戦する。矢野燿大監督(50)はキャンプ休日となった22日、昨季終盤に10連敗を喫して負け越し、今季は3月29日の開幕戦で対戦する強敵に“先制パンチ”を誓った。ヤクルトは主力メンバーが出場予定だが、これまで通りノーサインでの積極プレーで勝利を目指す。

 今年の阪神は違う-。開幕カードで激突するヤクルトとの初顔合わせ。矢野監督が相手に嫌なイメージを植え付けにいく。

 相手は山田哲、バレンティンら主力が出場予定だ。昨季は対ヤクルト戦10連敗で終了し、対戦成績は10勝15敗。指揮官はオープン戦での勝敗は「そんなに気にしていない」と言うが、去年との変化を印象づけるには絶好の機会となる。

 「テンションはどんどん上がるんじゃない?開幕で戦うという意識もありながらの対戦になると思うし。負けていいと思って戦うわけではないので。グッと上がるのは俺もあると思う」。これまでの対外試合とは違う、気持ちの高ぶりを口にした。

 先発マウンドはローテ入りを狙う才木に任せる。ポジション争い真っ最中の野手では、福留、糸井は出場しないが、新外国人・マルテやナバーロが出場する。

 試合はこれまで通りノーサインだが、意味合いは異なってくる。指示待ちではなく、積極的なプレーで勝利をつかむことが理想だ。「勝った方がやっぱりいい試合をしてるやん。結果的に勝つような内容の試合をやってくれることで、競争が激しくなって成長につながると思うから。そういう意味でも勝った方がいい」。今までとスタイルを変えず、白星をつかみにいく選手の姿に期待を寄せる。

 オープン戦開幕戦は、チームとしてもいい形で飾りたい。昨年のオープン戦は16試合で2勝12敗2分け。12球団中、最下位だった。勝ちきれなかったチームの雰囲気をシーズンで払しょくできず、ペナントレースでも最下位に終わった。

 今年は競争をテーマに掲げながら、ここまでの対外試合3試合で2勝1分け。オープン戦も幸先良くスタートを切り、開幕ダッシュにつなげる。

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