西「修正できる」初BP23球安打性6も心配ないさ~実戦調整でいざ26日紅白戦へ

 「阪神春季キャンプ」(20日、宜野座)

 わずか5分間の23球で、自身の現状を把握した。阪神の西勇輝投手(28)が20日、今キャンプ初となる打撃投手を務め、ドラフト1位の近本を相手に順調な仕上がりを披露。満を持して、26日の紅白戦で初実戦を迎える。

 打撃練習開始と同時に、右腕はメイングラウンドの中心へと向かった。近本を相手にテンポ良く白球を投じていく。投球前に球種とコースを言いながら23球。7球目の直球を右越えに被弾したものの、視線を落とすことはなかった。

 「今日のBP(打撃投手)はそこまでイメージは悪くなかった」

 12スイングで安打性の打球は6本。「外のツーシームが2球、ちょっと高めに浮いたのがダメかな」と課題として捉え、「そこは試合の中で修正できると思うので」と焦る様子はない。

 修正法には「打者とのフィーリングもあるので。フィーリングの中で、自分が決め球を放り切れれば。カーブもスライダーも全球、決め球でしっかりコーナーに放れたらいい」と実戦を重ねていく中で、自身の感覚と照らし合わせていく段階に入っていく。

 矢野監督も「『今の自分の状態ってこのくらいなんだな』と確認しながら投げていると思うから。順調に来られているかな」と心配していない。26日の紅白戦は1イニングの登板予定で、西は「初めての実戦で力むかと思うんですけど、そこも頭に入れながら」と見通しを口にした。軌道修正を施し、いよいよ迎える“初陣”に備えていく。

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