岩貞&望月、かなわぬ鯉なんてない!21日・練習試合でアレルギー完全払しょくや

 「阪神春季キャンプ」(20日、宜野座)

 阪神・岩貞祐太投手(27)が20日、21日の広島との練習試合(宜野座)に向けた意気込みを示した。先発登板が濃厚な中、広島に対しては昨年、自身18戦目にしてようやく初勝利を挙げることができたほど苦手にしていた相手。また、同じく同戦に登板予定の望月惇志投手(21)も昨年は広島を苦手にしていただけに、今季の初対戦で「鯉アレルギー」の完全払しょくを目指す。

 15年ぶりに宜野座で行われる広島との練習試合は、鯉アレルギー完全払しょくへの格好の舞台となる。まだ勝敗を重視する時期ではないとはいえ、嫌なイメージでは終わりたくない。先発が濃厚な岩貞が、強い気持ちを言葉に込めた。

 「今までやってきたことを出すだけ。1年間戦っていく相手なので、気合を入れてやっていきたい」

 昨年、岩貞は対広島初登板から10連敗を喫していた中で、ようやく初勝利を記録した。自身広島戦18度目となる登板での勝利だったが、その1勝だけで終わるつもりはない。優勝を目指す上で、リーグ王者は倒さないといけない相手。チームの期待は大きい。

 福原投手コーチは「やっていく中で、課題を持って1試合1試合投げてくれている。(相手が広島でも)自分のピッチングをするだけでしょう」と話す。岩貞は開幕ローテ候補であり、やってもらわないと困る選手の1人。苦手意識払しょくへの好投が求められるのは、同戦に登板する望月も同じだ。

 「誰と対戦するか分からないですが、(シーズンに)つながる相手なので、そこは意識して投げたい。去年、被打率が一番高い。マツダでも打たれてるので」と望月。昨年、広島戦には6試合投げて防御率が7・11。マツダでの対戦に限れば、3試合で防御率15・43という結果だった。2イニングめどの登板で、苦い記憶を消し去りたいところだ。

 この日は共に、メイングラウンドでの投内連係などを行って調整。望月は「課題を持って試合に入れれば」と話す。広島とはオープン戦が組まれていないため、この試合が開幕までに最初で最後の対戦となる。チームにとっても、個人にとっても、シーズンにつながる重要な一戦となる。

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