メッセ“100勝バッキー超え”開幕投手から6連勝で決める!大トリ今季初ブルペン

 「阪神春季キャンプ」(9日、宜野座)

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(37)が9日、今キャンプ初めてブルペン入りした。日本球界10年目を迎え「日本人登録」となる右腕は日米通算100勝まであと1勝、日本通算100勝まであと5勝だ。日本通算100勝はジーン・バッキー氏(81)の球団記録でもあるが、開幕6連勝で塗り替えることを宣言。5年連続開幕投手にも意欲を見せた。

 宜野座での今年第1球は、新たな金字塔への第一歩だった。すでに投手陣は全員ブルペン投球を行っており、“大トリ”の登場にブルペンのファンからは拍手が送られた。

 ゆったりとリラックスしたフォームから、力強い白球がリズム良くミットに収まっていく。セットポジションからも投げ込んだメッセンジャーは「楽しめたし、体調自体もいいコンディションで臨めた」と全球直球の計48球を笑顔で振り返った。

 10年目のキャンプ。例年キャンプ初日からブルペン入りしていたが、今季はややスローペース。ただキャンプ前から第2クールの最後か第3クールの初めに投げる見通しだったようで「10年間やってきて、春のキャンプは長いと知っている。その年の体調やコンディションを見て決めている。年齢とかの理由ではない」と説明した。

 照準はもちろん、5年連続の開幕投手だ。「毎年開幕投手に向けて準備はしているし、もちろん投げたい気持ちはある」と3月29日のヤクルト戦(京セラドーム)を視界に捉える。バッキー氏の持つ球団外国人最多の日本通算100勝の記録まであと5勝。「6連勝して超えてやろうという気持ちはある」と“開幕ダッシュ”で金字塔を打ち立てる構えを示す。

 親交のあるバッキー氏とは頻繁に話しているといい、「自分の記録を乗り越えて欲しい。でもそういうことにこだわらず、野球を楽しんでチームの勝利に貢献できるように頑張ってくれ」と背中を押された。

 矢野監督も「心配は全然していない。性格的にも投手陣を引っ張っていくという気持ちも持ってくれている投手やから。シーズンを通してやっていってくれたらありがたい」とフル回転に期待。スロースタートのキャンプとは裏腹に、メッセが開幕とともにロケットスタートを決める。

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