大山、フリーで10本柵越え 合同自主トレメンバー最多
順調の2桁発進だ。阪神の大山悠輔内野手(24)が先乗り合同自主トレのフリー打撃で、メンバー最多の10本の柵越えを放った。振り抜かれた白球が青空を舞い、大きく、美しい放物線を描いた。
3年連続の宜野座スタート。だが、うっすら日焼けした今年は、例年とひと味違う。「今までよりは振れている感じ、動けている感じはあります」。今オフは初めて沖縄自主トレに参加。暖かい土地で、梅野ら先輩たちと準備をしてきた。
照準を定めるのは、2月1日だ。「あと1日、2日あるので、そこに向けてしっかりやりたい」。この日は左中間最深部に到達する当たりに、バックスクリーンまで飛ばした打球もあった。シートノックでも三塁を堅実に守ったが、まだ仕上げ段階。ここからさらに状態を上げていく。
北條やドラフト1位の近本らとは、練習の合間に笑い合う場面も。「同級生も増えましたし、切磋琢磨(せっさたくま)してやっていきたい」。猛虎最大の94年世代。若き4番候補が仲間と共に、19年シーズンを突き進む。