清水ヘッド、新人野手に初日からアピれ指令 ルーキーの活躍に期待
阪神・清水雅治ヘッドコーチ(54)が9日、新人野手4選手へ、春季キャンプ初日からの“アピール指令”を発した。この日、鳴尾浜でスタートした新人合同自主トレを視察し、キャンプスタートからの“売り込み”を求めた。
寒風吹きすさぶ鳴尾浜で熱いまなざしを向けた。「ルーキーなので(キャンプ)初日からアピールしてほしいですし、動けるようにしておいてもらわないと困ります」。清水ヘッドが期待するのはキャンプ初日からの“アピール合戦”だ。
新人合同自主トレ初日とあってこの日は軽めのメニュー。「トレーニングコーチもついてくれているので。見ている範囲ではこんな感じかなと」と清水ヘッド。手帳を手に選手の動きを目で追った。
現時点では近本ら社会人出身を優先的に1軍キャンプへ帯同させる方向。清水ヘッドは「(今月下旬に)ミーティングがありますので(1、2軍の振り分けを)決めようと。(新人選手を)どこまで入れていくかはまだ」と説明。首脳陣で情報を共有しながら選定作業を進めていく。
アピール競争は望む所。ドラフト2位・小幡(延岡学園)が「強い体を作って」と言えば、ドラフト3位・木浪(ホンダ)は「アピールできるように厳しくやっていきたい」とやる気。ルーキーのアピール競争を楽しみに待つ。