能見サンタ 中継ぎでもおもちゃ贈呈継続! 来季登板数増と優勝誓う

 阪神の能見篤史投手(39)が20日、来季の登板数増と優勝を誓った。この日は兵庫県西宮市の「鳴尾東幼稚園」を訪問し、園児におもちゃを贈呈。1勝につき10万円分のおもちゃを贈る慈善活動だが、中継ぎに専任する来年以降も継続を表明。登板数やホールド数などに応じたプレゼントを予定し、「能見サンタ」として子供たちに多くの笑顔を届ける。

 記念撮影では腕に巻き付かれ、女の子に頭をナデナデされた。無邪気な園児の行動に、能見の顔も自然と緩む。14年から始めた社会貢献活動は今年で5年目を迎えた。「毎年ね、非常にうれしくなる笑顔です」。お礼の歌に送られながら、来季の決意を新たにした。

 毎年1勝につき10万円分の玩具を西宮市、豊岡市の公立幼稚園や、児童福祉施設などに寄付してきた。シーズン途中に中継ぎ転向し、4勝に終わった今季は通算100勝に到達。節目の記録に合わせて1施設につき3個、計100万円相当のスポーツ玩具・スピンゴルフをプレゼントした。

 「役割が変わって、なかなか数字では難しいんですけど。また営業と相談して。試合数もそうですし、ホールドも。いろいろバリエーションがあるので」

 中継ぎ専任を決めた来季以降も「能見サンタ」の継続を明かす。今季は45試合の登板で4勝3敗1セーブ、防御率2・56。また、リリーフに限れば42試合の登板で4勝1敗1セーブ16ホールド、同0・86と抜群の安定感を誇った。それでも「成績に満足することはない。登板数もそうですし、それ(今季)以上を見据えてやりたい」と誓う。

 来年5月に40歳の誕生日を迎える。最下位に終わった1年を経て、投手最年長としてチーム全体に目を向けた。「テッペンを狙うことが一番。監督がやりたい野球は見えているので、僕たちは付いていくだけです」。勝って、多くのおもちゃをプレゼントして、子供たちに笑顔を届けたい。不惑の能見サンタは、まだまだ投げ続ける。

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