小野 規定投球回到達は「最低ライン」 投げない調整で波なくす

 阪神の小野泰己投手(24)が17日、福岡県遠賀町内の中学校で行われた講演会に出席し、来季目標の最低ラインとして規定投球回クリアを掲げた。今季は23試合に登板し、投球回数は126回1/3。メッセンジャー、岩貞に次ぐチーム3位のイニングを稼いだが、悔しさは強かった。

 平均すると、六回途中での降板という現実。今年の結果に目を背けることなく、小野の体内には危険信号がともっていた。「若い自分がもっともっと投げていかないと」。阪神投手陣で、規定投球回に達したのはメッセンジャーのみ。3年目を迎える来季に、自覚と覚悟を持って臨む。

 「規定投球回数は、自分の中で最低ラインに置いて。自分がやるっていう気持ちを持って、来年はやっていきたいなと思います」

 今年足りなかった16回2/3という穴を埋めていく作業に既に着手している。野球人生初めてという『投げない調整』。秋季キャンプ以降、練習メニューを走り込みやトレーニングに絞り、見つめ直している。

 全てはきっかけをつかむため。「投げることを抑えてやってみたら、違う感覚が生まれるかもしれない」。心がけるのは己との対話。「1試合7イニングは…。波をなくしていきたい」。必ずや目標にたどり着く。

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