藤浪 大幅ダウンの8400万円で更改「まあ、当然かな」【一問一答】

契約更改を終え、会見する阪神・藤浪晋太郎=阪神球団事務所(撮影・田中太一)
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 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が11日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1億2000万円から、3600万減の8400万円でサインした。減額制限に近い30%減で、これで3年連続のダウン更改。4年ぶりに1億円の大台を割った。以下は会見の内容。

-サインは。

 「はい。サインしました」

 -球団から掛けられた言葉で印象に残っているものは。

 「『しっかり投げてもらわないと』、という言葉です。自分が、藤浪が、しっかりイニングを投げてもらわないと、チームとして上に上がってこれないから、しっかり頑張ってくれと、そういう風に言われました」

 -その言葉を聞いて、思うことは。

 「自分で言うわけではないですけど、イニングを長く投げられる投手というのは少ないと思うので。自分がしっかり長いイニングを投げて、シーズン通してそういう風にやっていければいいかなと思います」

 -金銭的な評価。

 「がっつりダウンだったんですけど。まあ、当然かなと。プロ野球ってそういうものだと思いますし。活躍すれば上がるものですし、活躍できなければ下がるものだと思っているので」

 -9月には完封勝利もあった。この成績を来季へどうつなげる。

 「完封はね、本当、何というか、一つ感覚がよくてタイミングが合ったという感じでした。後半、勝ちがつくことが多かったですけど、援護をもらってとか、そういうことが多かったので。まだまだ自分としては技術不足。しっかり本来の自分のピッチングが完璧にできているというわけではないので。これからしっかりオフに練習して、キャンプに向かって練習して、シーズンにつなげていければいいかなと思います」

 -オフのトレーニングのテーマは。

 「体作りはもちろんですけど、体をしっかり作ることと。体の使い方をうまく使えるように、というトレーニングをしていきたいと思います」

 -イニング数という言葉もあった。来季の数字的な目標は。

 「イニングとしては、大きく持っていきたいので。180とか、200くらいは。目標は大きくしていかないと。規定と言ってしまったら、規定で終わってしまうので。満足してしまうので、そうではなくて、170、80、90、200と、投げていけるようにしたいと思います」

 -矢野新監督から掛けられた言葉で、印象に残っている言葉は。

 「キャンプ中とかでは、そんなにお話する機会はなかったんですけど。ファームにいた時などは、『もっと野球を楽しんだらどうだ』と。『高校野球の時に、甲子園で投げているお前の姿、ああいう顔が見たいな』、『ああいう感じで投げたらいいんちゃうか』という話はしていただきました」

 -最後に、ファンに向けてメッセージを。

 「ここ数年、チームの戦力にあまりなれていない。来シーズン以降は、しっかりチームに貢献できるように、頑張っていきたいと思います」

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