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球児、若虎よ井の中の蛙になるな 他球団のライバル意識して戦力底上げや!

 会見を終えてエレベーターに乗り込む藤川(撮影・田中太一)
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 阪神の藤川球児投手(38)が5日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1億5000万円から、1000万減の1億4000万円でサイン。更改後は、若手に向けポジション争いをする自チームの選手ばかりに目を向けるのではなく、他球団選手をライバル視する“意識改革”の必要性を訴えた。

 当然のように減俸を受け入れた。今季2億円とされていた年俸は推定1億5000万円だったことが判明。そこからの1000万減の提示に判を押した藤川は「ダウンしてほしかった。責任を感じてますし」。だからこそ最下位からの脱却を図るべく外を見る重要性を訴える。

 「自分の庭でやるのではなく、(例えば)相手のショートが3打数2安打で盗塁したら、(同じポジションの選手は)それ以上、とやっていた方がチームとして強くなる」

 強調したのはチーム内のライバルばかりを意識するのではなく、他球団の選手に目を向けるべきとの思い。「(チーム内で)ドングリの背比べはしてほしくない。僕は常に12球団を見て、自分の成績がこうだった。だけど負けたくないというところから始まる」。外に目を向けることこそが、さらなる技術向上を促し、戦力の底上げにつながる。

 「前回の最下位を知っているのは(現役で)僕しかいませんし」。98年度ドラフト1位で阪神入団。そこから低迷期を経て2度のリーグ優勝を経験。暗黒時代からチームが強くなる過程を間近にした。視野を広く持つ意義がチームを活性させることは自身の経験から学んだものだ。

 若手にハッパをかけるのと同様、自身へプレッシャーを課していく。主にセットアッパーを務めた今季は53試合で5勝3敗2セーブ、21ホールドで防御率2・32。「現状をキープして(現役を)1年でも長くということはしたくない」。目指す守護神の座。「(防御率は)1点台。うまくいって0点台でいきたいし、いかなきゃいけない」と来季をにらむ。

 ベテランの域でも自分への期待感が膨らんでいく。「自分に勝ちたい」。狙うはチーム一丸での最下位からの逆襲。若手の意識向上を楽しみに自らの居場所を築いていく。

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