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原口、来季は“劇的打”で「必死のパッチ」やる 捕手でもお立ち台目指す

 阪神の原口文仁捕手(26)が2日、ヒーローインタビューでの決めゼリフ「必死のパッチ」を来季は“劇的打”限定にすることを明かした。「必死のパッチ」の本家の矢野監督が就任したのを機会に、乱発しないことを決断。逆転満塁弾など特別な一打を放った時だけ、使うことを誓った。この日は兵庫県小野市で行われた『第5回小野ハーフマラソン』に参加。3キロのリレーマラソンではファンの声援に笑顔を見せた。

 これが原口流だった。声高らかに叫ぶのは、ここぞでの試合に限る。矢野監督から継承され続ける“勝利の合言葉”は、劇弾での締めくくりにこそふさわしいのだ。「必死のパッチ」。笑顔で、決めゼリフの来季活用法を宣言した。

 「必死のパッチはもうやめます。あれは矢野さんの言葉なので。最高の、最高の、最高のときに使おうかと。逆転満塁ホームランのときに使います」

 いたずら小僧のように、ニヤリと笑った。今季原口の全てのお立ち台で盛り上げた魔法の言葉。実は…と、とある苦悩があったことを明かした。「大阪の知り合いにイントネーションが違うってずっと言われていて…」。原口は埼玉県出身。関西になじもうと、指導を請い、何度も練習したが、やはり違う。それもあってか、一度は封印を決意しつつも、劇的勝利の際だけにお披露目といきたいところだ。

 今季は82試合に出場し、打率・315。代打の切り札として、勝負強い打撃を見せ、得点圏打率は驚異の・455。桧山に並ぶ球団記録となる代打安打を23とした。それでも、自然と笑みは消えゆく。「去年が全然ダメで、多少はよくなりましたけど。でも満足できることじゃないし。まだまだ足りなすぎる」。最も重要視していた捕手としての先発出場は、わずか9試合。納得のいくシーズンとは言えなかった。

 捕手として、退路を断って挑んだ1年でもあった。今季上がった3度のお立ち台。いずれもホームの勝利に貢献したが、全てが代打での活躍にむなしさをにじませる。「捕手としてお立ち台に?もちろん、そこを目指して頑張ります」。来季でプロ10年目。もう後戻りしている時間はない。原口のバットで、1回でも多く「必死のパッチ」を響き渡らせる。

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