高橋遥 100万増でサイン 衝撃デビュー星も「戦力にならなかった」

契約更改交渉を終え、会見する阪神・高橋遥人=西宮市内(撮影・北村雅宏)
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 阪神の高橋遥人投手(23)が20日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1200万円から、100万増の年俸1300万円でサインした。

 1年目の今季は金本元監督から高い評価を受け、開幕後にローテーション入り。4月11日の広島戦(甲子園)でプロ初先発し、7回2安打無失点で初勝利を挙げた。球団の新人が甲子園で先発デビューし、勝利投手になったのは村山実以来59年ぶりの快挙だった。

 その後も間隔をあけながら6試合に登板。2勝3敗、防御率3・63の成績だったが、左肩のコンディション不良などで6月中旬以降、登板機会なくシーズンを終えた。「早い段階からケガでチームが苦しい時に、ファームでも投げられなかった。全く戦力にならなかったので、申し訳なかったです」と悔しい思いを振り返った。

 2年目の来季はフル回転する覚悟。「(初先発以降)あとの試合は打ち込まれているので。2勝3敗は負けの方が多い。それが実力なので。故障は話にならない。体を強くするために体幹だったり、ウエートだったり、ケガをしない体を作りながらレベルアップにつなげたい」と前を向いた。

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