阪神先発ローテ激化!残り5枠争奪戦 現状メッセのみ確定

 「阪神秋季キャンプ」(12日、安芸)

 阪神・矢野燿大監督(49)が12日、激化する先発ローテの競争を歓迎した。現状、これまでの実績などを考慮した上で、先発ローテで確定といえるのはメッセンジャーのみ。残り5つと見られるイスを巡り、選手間の熱い戦いが繰り広げられることになる。

 「(若手らの)競争が楽しみ。誰かを確定させるという感じはない。(どうなるか)めっちゃ楽しみじゃない?(確定はメッセぐらいかと問われ)実績とかね。まあチームの立ち位置的に考えればランディがそうなると思うけど。それ以外そんなに。競争…すごい」

 開幕投手構想が白紙という現状に加え、先発ローテで確定といえるのは、メッセンジャーだけという状況。ただ、これをマイナスにとらえるのではなく、空席を狙う投手陣の切磋琢磨(せっさたくま)に期待を寄せる。

 「誰もまだ、ずばぬけているというか確定できる感じではない。枠の問題もあるし。その中から出てきた選手が強いとオレは思うからみんなで競争でね」

 実績のある藤浪や、今季台頭した才木、さらなる成長の予感を漂わせる小野も、まだ当確ランプをともせる段階ではない。今キャンプに参加している先発枠の投手だけでなく、全投手にチャンスがある状態だ。

 「高橋遥人とかも、ケガだけど、出てくればすごく楽しみだし。馬場の名前も忘れたら怒られるしさ。いっぱいいるのよ」と矢野監督。チャンスを平等に与え、どん欲なアピールも大歓迎の姿勢で、競争をあおっていく。

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