小野“矢野流目標設定”15勝 自分が思っているより上を目指す

 「阪神秋季キャンプ」(10日、安芸)

 高いハードルを設定し、実現につなげる。阪神の小野泰己投手(24)が10日、矢野監督からのアドバイスを胸に、来季のさらなる飛躍を誓った。

 この日はブルペンで63球を投じた右腕。矢野監督が打席に立ち、20球ほど球の軌道を確認する場面もあった。「矢野さんが(打席に)立っている時、インコースを多めに投げて。自信を持つために」と振り返り「高校の時に投げていた」という縦のスライダーの感触も確かめた。

 “縦スラ”再習得の狙いを小野が明かす。「大学の時にスライダーを小さい変化に変えよう」と一時“縦スラ”を封印したが、「(プロでは)横(変化)だとカウントが取りづらいところがあって。カーブより速いボールでカウントを取れれば」と復活を決意し、使いどころのイメージを膨らませた。

 投球後の矢野監督からの会話で「高い目標をしっかり持ってやることを言われた。15勝だったり、思っているより上の目標を持ってやっていけと言われました」と深くうなずく。矢野監督も「自分でどれくらいのレベルを目指していくのかが、俺はすごく大事と思っているからね」と目標設定の重要性を説く。

 11日の紅白戦に先発予定の小野。「ど真ん中、真っすぐでもという気持ちで。ゾーンで力強いボールを投げていければ」。指揮官の言葉を胸に、実戦で手応えをつかんでいく。

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