藤原次期オーナー、ドラフトに満足「センターラインの強化…結構な話」
阪神が26日、大阪市内の電鉄本社で定例のオーナー報告会を行った。揚塩健治球団社長(57)、谷本修球団本部長(53)らが25日に行われたドラフト会議の結果を報告し、オフの補強予算などについて話し合われた。
議題は主に新戦力についてだった。1位で社会人ナンバーワン外野手の近本を獲得。3位の木浪は内野で、4位の斎藤は投手で、いずれも社会人ではトップ評価だ。報告を受けた藤原崇起次期オーナー(66)は「センターラインの強化ということでね、結構な話ですね。いいんじゃないですか。(クジで)2つ外したと言いましても、上にくる選手はそんなに差がないと思っています」と満足そうに評価した。
ドラフトが終了し、球団フロントは今後、新外国人選手の獲得やFA権を行使する選手の獲得と、有資格者の慰留に全力を注ぐことになる。すでに球団としてオリックス・西勇輝投手(27)の獲得調査を優先的に進める方針。同時に上本博紀内野手(32)の流出を阻止する。
球団幹部は「補強についての話も少し」と説明。報告会では補強予算についても話し合われ、当初から数億円の上積みも承認されたもよう。新外国人は野手に加え先発、中継ぎと幅広く調査中で、セス・フランコフ投手(30)、ジョシュ・リンドブロム投手(31)=ともに韓国・斗山=の獲得調査を続けている。