清水新ヘッド、第一声は「責任感の重さにしぼみそうです」初ヘッドに緊張感

会見を終え、阪神・谷本修球団本部長(左)と握手を交わす阪神・清水雅治コーチ=阪神球団事務所(撮影・高部洋祐)
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 阪神のヘッドコーチに就任した清水雅治氏(54)=前楽天1軍外野守備走塁コーチ=が22日、兵庫・西宮市の球団事務所で会見を開いた。

 清水氏は黒いスーツに赤いネクタイ姿で登場した。17年間のコーチ業では外野守備走塁が主で、監督を支えるヘッドコーチの経験はなく「責任感の重さにしぼみそうです。ヘッドと言われるのは初めてなので」と第一声。「コミュニケーションが一番必要だと思います。選手がやりやすい環境を監督、コーチを含めて、縦も横にもつながるコミュニケーションを持てるチームにしていきたい」と抱負を口にした。

 清水氏は現役時代、中日で矢野新監督と同僚。新指揮官が信頼する先輩の1人だったという。卓越した走塁理論は球界でも高く評価されており、2002年に西武で選手兼コーチとして指導者業を歩み始めてから、日本ハム、ロッテ、楽天でコーチを歴任。一度もユニホームを脱ぐことがなかったほどだ。

 また、日本ハムのコーチ時代には、1軍に定着し始めたころの糸井嘉男外野手(37)を指導。2回のリーグ優勝に大きく貢献した。日本代表の稲葉ジャパンでも、外野守備走塁コーチを務めている。今季、2軍で「超積極野球」を掲げて12年ぶりのファーム日本一を達成した新監督との野球観もマッチする。近年、チーム内では走塁技術の乏しさが叫ばれており、参謀役としてだけでなく、弱点克服へつながる指導力も期待される。

 背番号は「81」に決まった。来季、14年ぶりのリーグ優勝に向けて、経験豊富な新参謀が矢野監督を支える。

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