能見、球児、ドリスで7連続K締め 球児「申し訳ない。来年に向けてやっていく」

 「阪神2-1DeNA」(10日、甲子園球場)

 何としても勝たないといけない。マウンド上ではその一心しかなかった。阪神は今季最後のホーム。最下位が決定した中でも声援を送り続けてくれているファンを前にぶざまな投球はできない。能見、藤川、ドリスとつないだ勝利。感謝の気持ちを快投で届けた。

 勝利の女神を振り向かせたのは、2番手の能見だ。同点の七回から登板。簡単に2死を奪うと、最後は楠本を鋭く落ちるフォークで空振り三振。三者凡退でリズムを作り、その裏の攻撃で勝ち越しに成功したが「結果として6位なんで。そのへんは…」。この日の結果よりも今季のふがいなさが上回り、悔しさをにじませた。

 1点のリードを守り抜こうと、八回から登板した藤川も奮闘。伸びのある直球に加え、キレ味抜群の変化球でDeNA打線を寄せつけず3者連続三振。「申し訳ないです。恥ずかしい結果。来年に向けてやっていくつもり。まずは自分のスキルアップ」。現状を受け止め、来季の反撃を誓った。

 九回のマウンドには、虎の守護神・ドリスが上がった。ソト、桑原、嶺井のバットに空を切らせ、七回2死から7者連続三振で締めた。「甲子園最後の試合で何としても勝ちたかった」と仕事を全う。今シーズン味わった屈辱は来季も忘れることはない。

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