梅ちゃん、正妻の証し 10年・城島以来の100試合スタメン出場 打っては3打点

 「DeNA4-20阪神」(16日、横浜スタジアム)

 積年の課題を解消してくれるキャリアを、阪神・梅野が手にした。阪神では2010年の城島以来、捕手としてシーズン100試合の先発出場。節目の試合を3打点で白星へと導いた。「今年に限らず、来年以降もしっかりやれるように」。正捕手不在が叫ばれる中で、この数字が意味するものは大きい。

 「ストライクゾーンで勝負できるように」と約2カ月ぶりの1軍マウンドとなった藤浪に対し、積極的にストライクを要求した。打たれても方針を変えなかったことで、リズムが生まれ、打線の援護を呼び込んだ。

 自身もバットでは三回に貴重な追加点となる押し出し四球を選び、八回にはダメ押しの左翼線2点二塁打。「これだけの援護があったので、もっと少ない点数で抑えたかった」と反省は残るが、「今年の経験は決してムダにはならないと思う」と力を込める。

 100試合、先発マスクをかぶった今、見える世界は明らかに違う。「3連戦の初戦だったり、1球で流れを変えることだったり。今まで知らなかったことをやれている」と梅野は明かした。

 正捕手だからこそ、できる配球、そしてゲームの作り方-。まだまだ勉強すべきことはたくさんある。それでも捕手として、一つ上のステージに梅野が到達したことは間違いない。

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