福留、健在打 5戦ぶり実戦復帰、代打でタイムリー「打つことに関しては影響ない」
「DeNA4-20阪神」(16日、横浜スタジアム)
一気に駆け出す必要もなかった。打球が中前に抜けるのを見届けると、足に負担をかけることなくゆっくりと一塁へ。1打席で示したさすがの存在感に左翼席も大きく沸く。阪神・福留が代打で5戦ぶりの実戦復帰。鮮やかな2点適時打を披露した。
「打つことに関しては、さほど影響はないので。走ることですね。徐々にやっていきながら」
八回だ。11点リードの無死二、三塁から代打で打席へ。2-2からの三嶋の5球目の変化球をはじき返すと、打球は二遊間を抜けて中前に転がり2点を追加した。11日の中日戦で内野安打を放った際に、右太ももの張りを訴えて途中交代。そこから4戦欠場しての出番に結果で応えた。
「少しずついろいろな動きが出てくるので、しっかり慣らしていかないと」と福留。この日の試合前練習では、負傷後初めて左翼の位置での守備練習を再開。スタメン復帰も近付いているが、「もう1回やったらダメなので慎重にいかないと」と話す。残りの21試合を考えれば、まだ無理はできない。
金本監督はスタメン復帰に関して「明日はきついかな。休み明け(19日・ヤクルト戦)にいけたらいってほしい」と話す。17日も出場となれば代打が濃厚だが、順調な回復をアピールする一振りとなった。