岩貞「17度目の正直」で鬼門突破へ「体も心も準備して入る」
阪神の岩貞祐太投手(26)が13日、甲子園室内での投手指名練習に参加し、先発する14日の広島戦へ向けて必勝態勢を整えた。同戦には過去16度登板し、勝ち星なしの10敗。鬼門突破、マジック点灯を阻止するためにも「17度目の正直」を狙う。
「今までは意識してやっていたが、いい結果が出たことがないので。他のセ・リーグ5球団と同じような入りというか、特に意識せず。できることは限られていると思うので、状況に応じたベストな投球ができるようにやっていきたい」
前回6月23日の対戦では丸に2本の本塁打を浴びるなど、5回4安打3失点で3敗目を喫した。勝負球の制球が甘くなったところを攻められた。
同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。強打者が並ぶ広島打線。参考にするのは7日の巨人戦だ。「走者をためないのを目標にやって、ソロで失点を重ねたけど、ソロだったので勝てたのもある。ピンチの時こそ冷静になって、状況に応じた配球と動きを取れるように体も心も準備して入りたい」とテーマを掲げた。
首位斬りの先陣を切る左腕。「チームも8月に入って、勝ちが先行している。その流れに乗ってというか、試合のスタートから自分のテンポ、リズムで投げられるようにしたい」。負の連鎖を断ち切る白星をつかみ取る。