阪神攻守で凡ミス連発 単独最下位転落&自力V可能性も消滅

 5回終了後、厳しい表情で香田勲男コーチ(中央左)と話し込む阪神・金本知憲監督(同右)
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 「中日8-5阪神」(31日、ナゴヤドーム)

 阪神が中日相手に連敗を喫し、6月25日以来の最下位に転落。8月以降の単独最下位は16年9月18日以来、2年ぶりの屈辱となった。

 試合は二回、北條が押し出し四球を選んで先制した。だが、直後に先発の才木が2四球を与えた後、高橋に3ランを浴びて逆転を許した。

 それでも三回には無死一、二塁から、陽川の左越え二塁打で1点を返し、なおも無死二、三塁を作った。だが、この絶好機でロサリオが二飛に倒れると、梅野の四球後、才木、糸原が連続で見逃し三振に。同点、逆転のチャンスをつぶした。

 四回、才木が高橋に2打席連続の本塁打を浴びた。才木は5回3安打4失点で4敗目。初先発した5月20日にも松坂と投げ合い、この時は5回5失点で初黒星。リベンジを誓ったマウンドで、無情にも返り討ちに遭った。

 六回には2番手の望月が無死満塁を招くと、代わった岩崎が藤井に中犠飛、高橋に左中間を破る適時二塁打を浴びるなど、この回4失点。右足腓骨骨折が完治しておらず、糸井が2戦連続でスタメンを外れた。八回に代打・伊藤隼の3ランで3点差に迫ったが、主砲を欠くチームの反撃はここまでだった。

 中日は五回の先頭で、続く六回のマウンドには上がらず、降板した松坂を打席に立たせる“余裕”を見せた中での勝利。一方の阪神はバッテリー間の暴投やパスボールに加え、四回1死、一塁走者のナバーロが、福留の左飛で三塁まで全力疾走。アウトカウントを間違えたような走塁ミスや、七回には二塁・糸原がボテボテのゴロを捕球し損ねるなど、集中力を欠いたかのようなミスが目立った。

 屈辱の展開でチームは連敗し、借金は今季ワーストの8。広島がヤクルトに勝利したことで、自力優勝の可能性が消滅した。

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