才木、初回さえ…制球苦から満塁一掃打たれた 二回以降立ち直り成長見せるも

 「阪神3-5巨人」(18日、甲子園球場)

 初回が悔やまれてならない。マウンドで全力で腕を振り、巨人打線に立ち向かった阪神・才木浩人投手。5回5安打3失点。成長の証しは見せたが、チームの連敗を止めることができず、今季3敗目を喫した。

 「連敗で来ていたので、絶対に勝とうという気持ちでいったんですけど。立ち上がりに点を取れられてしまった。もう少し丁寧にやっていきたい」

 制球に苦しんだ初回。2死からマギーを中前打で出塁させると、連続四球で満塁のピンチを招いた。迎えた陽岱鋼に高めに浮いた145キロの直球を右中間へ運ばれた。走者一掃となる3点適時二塁打。

 立ち上がりこそコントロールを乱したが、立て直した。二回は長野から外角の146キロ直球で空振り三振を奪うなど3者連続三振。四回には2死一塁の場面で宇佐見を落差の大きいカーブで空を切らせた。「修正できましたし、真っすぐも腕を振って投げることができた。初回以降は立ち直ることができたと思います」と手応えも口にした。

 中継ぎへの配置転換もあり、6月17日・楽天戦以来となる先発マウンド。「ピンチになったら冷静に慌てないで対応して、自分の投球ができればいい」と話していたが、滑り出しのつまずきが笑みを奪った。

 前半戦の雨天中止の影響で、ハードスケジュールが見込まれる後半戦。難所を乗り越えるためにも、次こそリリーフ陣に楽をさせて、白星をつかみ取る。

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