阪神の新外国人、エフレン・ナバーロ内野手（３２）＝前カブス傘下３Ａ＝が２４日、１軍に合流し、甲子園で広島戦の試合前練習に参加した。前回１９日は雨の影響で室内練習場だったため、首脳陣の前での屋外フリー打撃は初だった。

　まず右の打撃投手相手に、中堅から左方向に打ち返す。徐々に力を入れ始めると２５スイング目。浜風に負けない強い打球が、右翼席に突き刺さった。さらにファウルの後、再び右翼席に放り込んだ。左投手相手にも鋭い打球を連発。５２スイングで柵越え２本、安打性の打球は２０本だった。

　守備練習では一塁、中堅、左翼で打球を追った。片岡ヘッド兼打撃コーチは「状態の確認？この間は中（での練習）だったから。これからね」と説明。申請中の就労ビザが取得できれば、公式戦出場が可能となる。今後は再び２軍で出番を待つが、連敗が続く状況だけに救世主として期待がかかる。