江越が先頭打者場外弾 矢野2軍監督も驚き「半端ないホームラン」
「2軍交流戦、阪神11-1ヤクルト」(24日、三条パール金属スタジアム)
強烈過ぎる先制パンチをド派手にお見舞いした。「1番・右翼」でフル出場した阪神・江越が先頭打者本塁打。観衆の誰もが驚嘆の声を上げた一撃は、今季7号ソロとなった。
初回、ヤクルト先発・高橋の出はなをくじいた。カウント3-1からの直球を振り抜いた。鋭い弾道で中堅左に向かってグングン加速した打球は場外へと消えていった。
「(カウントが)3-1だったので、真っすぐのタイミングでコンパクトに、力まず振れました」。わずか5球で1点をもたらした一打を振り返った。
目を丸くしたのは矢野2軍監督だ。「“半端ない”ホームラン。あの飛距離と弾道はね」。だが、その後は1四球を挟み、3打席凡退。指揮官は六回の第5打席の空振り三振を指して「相手が思い描いてるように打ち取られている。自分でカウントを作って、自分で打ったヒットを増やしてこないと」と注文を付けた。
江越も「強引になり過ぎている。センター返しとか、もう少し意識して」と反省。一日1本にとどまらない打撃で再昇格を目指す。