阪神が追いつく 陽川、中谷の連続適時打で一挙3点
「阪神-広島」(24日、甲子園球場)
阪神が陽川尚将内野手(26)、中谷将大外野手(25)の適時打で3点を奪い、試合を振り出しに戻した。
七回だ。広島の4番手・今村から3四球で1死満塁の好機をつかむと、今季2度目の5番に座った陽川が、ゆっくりと打席へと向かった。2ストライクと追い込まれてからの3球目。145キロの直球をはじき返し、一、二塁間を破る適時打を放った。
四回には右中間を真っ二つに破る三塁打をマーク。2試合連続マルチ&2試合連続打点と、クリーンアップ抜てきに応える働きを見せた。
なおも満塁の好機で、代打・中谷が登場。この日一番の歓声に若き主砲が包まれ、打席へと入った。追い込まれてもなお、ファウルで粘る。そして迎えた7球目。外角の直球に体勢を崩されながらも、左前へと運び、走者2人が生還、ついに追いついた。
中谷は9打席快音なく、この日はスタメン落ち。23日の同戦では、走者を置いた場面で3度凡退していただけに名誉挽回の一撃となった。
これで得点圏打率を陽川は・429、中谷は・400に上昇、両者ともに勝負強さを発揮した。