ナバーロが阪神と大筋合意!今月デビューも 虎5位転落…はよ起爆剤になって

 「交流戦、日本ハム11-3阪神」(14日、札幌ドーム)

 阪神が獲得に乗り出しているエフレン・ナバーロ内野手(32)=カブス傘下3Aアイオワ=と大筋で合意に達し、近日中にも正式契約を結ぶことが14日、分かった。契約や諸手続きなどが順調に進めば、今月中の出場へ期待は膨らむ。打線はこの日、今季初めて3試合連続2桁安打を放ったが3点止まり。足りないのは好機での決定力。ナバーロよ、待ってるで!

 波に乗れず、苦戦の続く阪神にとっては間違いなく朗報だ。この日、札幌ドームでは谷本修球団本部長が報道陣に対応。ナバーロとの交渉に関して問われると「順調です。近々、お知らせすることができると思います」と、前向きに語った。

 関係者によると、この日までに保有権を有するアイオワと交渉がまとまり、本人とも大筋で合意に達しているという。メディカルチェックなど最終段階を残すのみで、近日中に正式契約を結び、発表される見通しだ。

 すでにナバーロは一時的に3Aのロースターから外れる措置が取られており、日本行きへの準備を進めているとみられる。8日(日本時間9日)まで試合に出場し、直近の10試合では打率・450をマークしていた。順調なら正式契約直後に来日し、諸手続きが完了次第、ファームで実戦出場を重ねていくことになりそうだ。

 この日の日本ハム戦では、今季初の3戦連続2桁安打を記録。打線自体は上向きで、金本監督も「いっときの、ずっとヒットも出ないという状態ではないから。みんな調子は上がってきてるから」と話す。それだけに11安打で3点という得点数が課題として残った。

 「あとは得点圏でね、チャンスでヒットが出るようになれば点も入ってくるし、そこは前向きに考えたいし」

 チャンスは作れてきているだけに、求められるのは得点圏での一打。それだけにナバーロへの期待は大きくなる。守備では一塁だけでなく外野も守れるため、2軍で復調してきているロサリオとの共存も可能となる。打線の起爆剤としてはうってつけの存在だ。

 交流戦はいまだカード勝ち越しがなく、借金も「3」となったが、首位・広島とのゲーム差は「5・5」のまま。打戦が流れを作り、勢いが付けばまだ挽回できる。

 「打線が何とか上向いてきてるんで、そういう試合ができれば、もっと波に乗っていけると思うし」と金本監督。巻き返しのカギはやはり打線。だからこそ、一日も早いナバーロの加入が待たれる。

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