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高山待望1号 ナバーロ獲得目前で尻に火、昇格即イッパツ回答

 4回、斎藤佑(手前)から3ランを放つ高山(撮影・高部洋祐)
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 「交流戦、日本ハム5-10阪神」(12日、札幌ドーム)

 この日をずっと待っていた。昇格即スタメン出場した阪神・高山俊外野手(25)が四回、右中間席に勝利を手繰り寄せる1号3ラン。長引く打撃不振に苦しんだ一昨年のセ・リーグ新人王の一発で2位タイに浮上。北の大地で12安打10得点の圧勝。もう、貧打ともおさらばだ。

 力強い弾道は、ルーキーイヤーの安芸キャンプをほうふつとさせた。体に巻き付くようなスイングとパワーで周囲を驚がくさせていた高山-。あの時と同じインサイドアウトの力強いスイング軌道で、札幌ドームの右中間最深部にたたき込んだ待望の1号は間違いなく努力の結晶だ。

 2点リードの四回1死二、三塁で迎えた第3打席だった。直前に右翼線へ放った痛烈な打球がわずか数センチでファウルとなった。リクエストでも判定は覆らなかったが、集中力を切らさなかった高山。直後の7球目、外角直球を完璧に捉えた。

 打球は右中間スタンドにあるボール型の広告を直撃。文句なしの一発に「最高の結果」と言った。前夜、昇格の一報を受けて2軍遠征先の由宇を早朝にたち、飛行機を乗り継いで札幌入り。過酷な移動を経てのスタメンにも「すぐチャンスをもらったので、期待に応えたいという思いがありました」と言う。

 勝負をかけた3年目のシーズン、高山は驚異的な肉体改造に成功した。体脂肪を落として筋力値を上げるという難しい課題をたゆまぬ努力で成し遂げた。体のキレ、スピードは上がり、春季キャンプの30メートル走ではチームで3人しかいない3秒台をたたき出した。

 スイングの強さも増し、誰もが新人王の“復活”を予感したが…。開幕から不振に陥り打率・180、0本塁打で5月18日に2軍落ち。「課題は明確になっている」。降格前、右肩の開きが早くなると同時に左肩が前へ突っ込み、一ゴロ、二ゴロが多かった。

 そのスイングを根本から修正したことで「引っかけてのファーストゴロ、セカンドゴロがなかったので」。2軍でも腐らず、あきらめず、本来の姿を追い求めた高山。金本監督も「前向きな姿勢というかね。よく声も出ていたし。そういう姿勢は評価したい」と目を細める。

 雨天中止の翌戦は8戦8勝で2位タイに浮上。新助っ人・ナバーロの獲得が秒読み段階となる中で、高山が見せた復活の兆し-。不動のレギュラーとして君臨する姿を球団、そしてファンが待っている。

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