藤浪1軍OK!7回3四球0封MAX153キロ 6・6オリ戦登板見えた

 「ウエスタン、阪神3-0オリックス」(24日、鳴尾浜球場)

 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が鳴尾浜でのウエスタン・オリックス戦に先発し、7回を6安打無失点と好投した。3四球、最速153キロを計測するなど、降格後3度目の登板でも安定した投球を見せた。矢野2軍監督は「1軍で勝負するところまできた。送り出していける」と評価。順当なら、6月6日・オリックス戦(甲子園)での1軍再昇格も見えてきた。       

 リリースの瞬間には大きな声が漏れ、跳ねるような躍動感で打者に向かった。7回無失点で投げ終えた藤浪に、目の肥えた鳴尾浜の虎党が大きな拍手だ。「1軍で頑張ってこい!」。周囲を納得させるには十分な投球だった。降格後、3戦連続の好投。再昇格の道筋はハッキリと見えた。

 スコアボードに「0」を並べ、七回のマウンドだ。球速は落ちることなく、150キロ超えを連発。2死一、二塁から最後は岡崎を直球で一ゴロに抑えた。「入りとしてはこれまでで一番悪かったけど、中盤に修正できた。その辺は評価できます」。全110球。1イニング平均15~16球の安定した投球で、攻撃にもリズムを生んだ。

 8日の同オリックス戦で7回を5安打無失点。続く15日の同ソフトバンク戦でも、6回4安打1失点と結果を残した。降格後3試合で計20イニングを投げて1失点。課題としていた制球、球数に、変化球の精度も安定し、矢野2軍監督も評価するコメントを並べた。

 「前を向いていけた投球。もう1軍で勝負できるところまできている。推薦する中に入ってくるね。送り出していける登板だった」

 岩貞、才木らの結果次第でもあるが、ドラフト2位の高橋遥(亜大)が、29日からのソフトバンク3連戦で登板後に抹消される予定。翌週6月6日のオリックス戦で1枠空く。「意図した投球、意図した配球。前回もそうですが、こうしてやろうとか、積極的、前向きな気持ちで投球ができている」とは藤浪。見えてきた交流戦中の再昇格。チーム浮上のキーマンになる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス