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3年目、板山プロ1号 「6番・二塁」で今季初出場、即結果

 5回、ソロを放った板山はナインとアゴでタッチをする(撮影・田中太一) 
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 「広島6-1阪神」(12日、マツダスタジアム)

 阪神は今季ワーストの4連敗を喫した中、若虎のバットが一筋の光明だ!3年目の板山祐太郎外野手(24)が五回、左越えにプロ1号ソロ。今季ウエスタン・リーグ開幕から38試合で4番に座り続けた男が、昇格即「6番・二塁」でフル出場し、チーム唯一の得点を叩き出した。

 全身に感じる重圧を決死の一振りではね返した。今季初の1軍出場でプロ初本塁打となる1号ソロを放った板山。表情を緩めずにダイヤモンドを一周し、ベンチでハイタッチ&“アゴタッチ”を求められるとようやく笑みがこぼれた。

 「(2軍監督の)矢野さんには『上(1軍)に行ったからどうではなく、今までやってきたことをやればいいから』と言われた。忘れられない1本にはなりました」

 快音を響かせたのは2点を追う五回だ。先頭で打席を迎えると、外角寄りの直球を力強く振り抜いた。高々と舞い上がった打球は逆方向の左翼スタンドに到達。1点差に詰め寄る貴重な一発となった。

 成長の証しを示すだけでなく、共に昇格を目指してきた仲間を奮起させる初アーチ。この日、ウエスタン・中日戦が行われていた和歌山・上富田まで届いた。「ここにいる選手の刺激になると思うから」と矢野2軍監督によって、一報は試合中に2軍選手に伝えられた。

 背水の覚悟で臨む3年目。昨年はシーズン中に約10キロ体重が減り、思うようなプレーができず、1軍出場は3試合に終わった。オフには広島市内のトレーニングジム「アスリート」に通った。ウイークリーマンションを1週間借りて、肉体改造に専念した。今季はウエスタン38試合で4番を任せられ、打率・285、1本塁打、11打点。ようやく1軍切符を手にし、そして即結果を残した。

 チャンスをものにしないと生き残れない。常に頭に置いているのは恩師の亜大・生田監督から授かった言葉だ。「難があるから“有り難う”。顔が晴れると書いて“顔晴る(がんばる)”。うまくいかなかった時にそういう気持ちになれるようにしたい」。前だけを向く板山の躍進は、ここから始まる。

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