藤浪 7回1失点で次戦につながる投球 勝ち星はお預け

 「阪神-ヤクルト」(13日、甲子園球場)

 阪神の先発・藤浪が7回を投げて6安打1失点。5三振を奪うなど、最速154キロの直球を軸に、ヤクルト打線を最少失点に抑えた。1点のリードを許しての降板。今季初勝利とはならなかったが、次戦につながる投球内容となった。

 失点は二回だ。先頭の川端に中前打、西浦に左前打を浴びて一、二塁。続く坂口には高めに浮いた初球を狙われ、右前適時打で1点を失った。続く中村にはストレートの四球を与え、なおも無死満塁のピンチ。それでもここから粘った。

 続くブキャナンを投ゴロ併殺に仕留めると、山田は外に落ちるスライダーで空振り三振に。続く三回は雄平、バレンティンを連続三振に斬るなど、強打のヤクルト打線相手に力で押した。六回は1死一、三塁のピンチを招いたが、川端を遊ゴロ併殺に。最後まで追加点は許さなかった。

 七回に2死一塁で打順が巡り、代打が送られて降板した。昨年5月4日のヤクルト戦以来、344日ぶりの白星とはならなかったが、次戦以降に向けて兆しを感じさせた96球だった。

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