10日先発の小野 中継ぎ陣を“救援”や

 阪神・小野泰己投手(23)が9日、「イニングイーター」となってリリーフ陣の負担を減らすことを誓った。今季初となる6連戦の初戦、10日・広島戦(甲子園)に先発する右腕。開幕からフル稼働する中継ぎ陣を休ませる快投で今季2勝目を狙う。

 昨季セ・リーグ王者との今季初対決。そのカード初戦を任された。「週の頭なので、少しでも長いイニングを投げて、中継ぎの人たちを休ませることができるように」と腕をまくる。試合終盤までマウンドに立ち続け、仲間の負担を軽減する考えだ。

 開幕からリリーフ陣はフル回転しており、前カードの6日・中日戦(京セラ)では藤浪が、8日は能見が5回を持たずに降板した。6連戦の初戦ということを考慮すれば、先発投手には1回でも多くのイニングを稼ぐことが求められる。

 昨季は広島戦に3試合登板して0勝1敗、防御率6・08だった。だが、今年はひと味違う。今季初登板となった4日・DeNA戦(横浜)では、7回1/3を3安打1失点と、目を見張る投球で勝利に貢献。「1勝して気持ちも楽になったので、このままの勢いでピッチングを続けていきたい」と、2年目の進化を赤ヘル打線に見せつける覚悟だ。

 最近の広島の傾向として「終盤の得点が多くあった」と分析。たとえリードしていても、安心できない粘り強さは今年も健在。それでも右腕は「先頭をしっかり打ち取って、中軸の前にランナーをためないようにしたい」と攻略のポイントを口にした。

 この日は甲子園での投手指名練習に参加し、キャッチボールや投内連係などで登板に備えた。「大事な一戦だと思いますけど、しっかり自分の投球をして一人一人を意識してやりたい」と力を込めた。目の前の打者を確実に封じ込め、狙うは2連勝。自慢の快速球でゲームを支配してみせる。

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