ロサリオ捕手起用封印 故障リスク「怖い」金本監督明言 信頼変わらん!打撃専念や

 阪神の金本知憲監督(49)が15日、ウィリン・ロサリオ内野手(29)=前韓国ハンファ=の捕手起用を封印する考えを明かした。不測のアクシデントが起こって緊急事態にならない限り、「使おうとは思っていない」と語った。

 ここまでキャンプ、オープン戦を通じてマスクをかぶることはなかったロサリオ。捕手に就くことで懸念されるのが故障のリスクだ。ファウルチップが手や指に当たれば最悪、骨折という可能性も出てくる。さらに膝や腰への負担、ルールで徹底されているとはいえ本塁上のクロスプレーで負傷する危険性もゼロとは言えない。一塁を守るよりも捕手の方がはるかにケガの危険性が増す。

 「(故障の可能性が)増えるからね。やっぱり怖いよね」と語った指揮官。さらに「本人はいつでも行けるよとは言っているんだけど」と入団が決まった直後に日本のメーカーへキャッチャーミットと防具の発注をしていたように、ロサリオ自身は“やる気”を見せているが、首脳陣がストップをかける形だ。

 山田バッテリーコーチも「ロサリオの捕手起用はない。ケガをされたら困るから」と言う。現在、オープン戦で調子を落としているとはいえ、キャンプ中には類いまれな長打力、打撃センスを見せるなど、4番として期待できるスイングをアピールしてきた。

 ここから開幕に向けて状態を上げていくためにも「打撃に専念?もちろん、もちろん」と金本監督は期待を寄せる。16日の楽天戦(静岡)は欠場し、甲子園で打ち込みを行う予定。17日の中日戦(ナゴヤドーム)から、開幕に向けた最終調整へと入っていく。

 1年間、4番のポジションを守り抜くために-。少しでもケガのリスクを排除し、ロサリオの打棒を最大限に生かす。

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