ロサリオ、本塁打量産で泡盛乾杯や メーカーが一発につき6本贈呈

 阪神の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手(28)=前韓国・ハンファ=が19日、本塁打を量産してチームを優勝に導き、美酒に酔うことを誓った。沖縄特産の泡盛「残波」を製造、販売する比嘉酒造から、本塁打1本につき1ケース(6本入り)が贈られることが決まり、13年ぶりの感動を銘酒とともに味わう。

 秋には泡盛で優勝の美酒を味わう。比嘉酒造から提案された企画にロサリオは「1本でも多く打てるように頑張ります」と腕をぶした。アーチ量産で1本2360円(税別)の泡盛を取って、取って、取りまくる。

 沖縄・宜野座での春季キャンプで、ハイレベルな打撃を見せている。現在、実戦出場3試合連続本塁打中で、各球団の007がこぞって警戒感を強めている。30発、いや、40発か。今の段階では、それほどの数字を求め、望んでしまう打棒を発揮している。

 来日後初の実戦となった7日の紅白戦で2安打のマルチ発進。11日の練習試合・DeNA戦では一発を含む2安打3打点と暴れ、「状態を上げていかないといけない」と余力を感じさせる言葉を残していた。

 12日の紅白戦でも秋山から左中間スタンドに放り込み、16日の楽天との練習試合では、右越えに逆転2ランを放った。逆方向にも長打を打てる技術に巨人の森中スコアラーは「(右方向に打たれると)ちょっとしんどいですね」と困り果てていた。

 キャンプ中の実戦で8打数6安打の打率・750。3本塁打、6打点と前評判にたがわぬ姿を首脳陣やファンに届けている。そんなR砲に、今回の企画担当者である比嘉酒造の仲村早人さん(27)は追加プランを提示した。

 2013年、ヤクルト・バレンティンがシーズン最多本塁打記録を60本に更新した。もし、ロサリオが61本塁打を達成した場合は、祝い事などで利用される「残波ホワイト 増益繁盛」の特別贈呈を検討するという。通常の2・5倍の4・5リットルで、価格は1万4000円(税別)という代物だ。

 18日の練習試合・日本ハム戦は欠場したロサリオ。金本監督はその理由を「あんまり飛ばしてケガされたら困る」と説明していた。休日のこの日はチーム宿舎に隣接する室内練習場には姿を見せず、静養に努めたもよう。新たなモチベーションを得た新助っ人が、豪快な一撃でチームを13年ぶり悲願へといざなう。

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